>【ふれスポ紅葉情報】第1号
10月も中旬に入りましたが、鹿児島市の日中は25℃前後の気温で、汗ばむような日が続いていますが、朝晩の気温が下がってきたこともあり、紅葉があちらこちらで見られるようになりました。寒暖の差が激しいので、皆さんも体調管理には十分ご留意ください。
本日より、【ふれスポ紅葉情報】を定期的に発信したいと思います。
第1号(11月14日)で紹介する紅葉情報は「イチョウ」です。園内には第一駐車場の歩道沿いなどに、約30本植栽してあります。
今年のイチョウは、例年より1ヶ月くらい色づきが遅れています。これは、全国各地で観測されているようで、黄葉が遅れた原因は気温が高い日が続き、紅葉が始まる目安の最低気温8度になるのが、1ヶ月以上遅れたのが原因のようです。
樹木紹介:
【イチョウ】は、イチョウ科・落葉高木で国内の街路樹で一番多く植栽されていて、全体の約1割が「イチョウ」ということで、皆さんにも馴染みのある樹木だと思います。
「イチョウ」でイメージするのは、秋の黄葉が美しい、種子(銀杏)は美味しい、雄木と雌木がある、木材は将棋盤・碁盤・まな板など高級材として利用されているなど、沢山あります。
ちなみに園内の銀杏は9月下旬~10月上旬に、ほとんど落下しました。
↑ 写真は第一駐車場の歩道にある「イチョウ」です。だいぶ色づいて来ています。
↑ 写真は第一駐車場 紅葉(黄葉)の見ごろは11月下旬と思われます。
おまけの情報:【イチョウはなぜ?街路樹に多く植えられているの】
街路樹の役割には、次の5つがあります。
①【景観】町なみに統一感を与え,季節感・うるおいをもたらす。
②【環境】夏の日差しを和らげ,ヒートアイランド現象の緩和,CO2を吸収することで地球温暖化防止に役立つ。
③【交通安全】車と歩行者の分離,視線誘導等の交通安全性の向上に役立つ。
④【防災】火災時の熱吸収・低減による延焼防止効果,地震時の家屋倒壊防止等の防災機能がある。
⑤【健康づくり】散歩やジョギングを促進し,健康増進や精神的な充実感を与えてくれる。
これらの役割の中で、「イチョウ」は火災に強い木として、防災樹に指定され街路樹に多く植えられています。お寺や神社に多く植えられているのもこの理由です。また、樹形が美しく・排気ガス等の公害に強い事も理由です。
全国街路樹植栽本数ベスト3は、1位「イチョウ」・2位「サクラ」・3位「ケヤキ」です。個人的には「サクラ」が1位かなと思っていました。
来週から気温が下がってくるとの予報が出ていますので、紅葉も進んでくると思います。
↓ 写真は第一駐車場の【タイワンフウ】 紅葉が始まっているようです。
【ふれスポ紅葉情報】第2号も、お楽しみに!