>2022【ふれスポ紅葉情報】第 4 号
【ふれスポ紅葉情報】第4号(12月11日発信)で紹介する樹木は【ヤマモミジ】です。園内には「渓流の散歩道」などに約60本植栽してあります。
【ヤマモミジ】は、カエダ科、カエデ属の落葉高木です。日当たりのよいところを好み、乾燥は苦手です。池の周りに植えたり、湿度を保つ肥えた土で育てると、樹高10~15mくらいまで成長します。秋に美しい紅葉を楽しむために、年間を通してよく葉に日が当たる場所を選び、日陰になる場所は避けてください。
ふれスポの【ヤマモミジ】は、見頃を迎えています。
↑ 渓流にある【ヤマモミジ】黄と赤のコントラストもいいですね!
↑ この写真も渓流の散歩道にある【ヤマモミジ】です。
【ヤマモミジ】の紅葉は12月下旬ごろまでは、楽しめると思います、是非ご鑑賞ください。
おまけの情報 ①:【モミジ】と【カエデ】の違い
モミジとカエデは、いずれもカエダ科、カエデ属に属する植物です。植物学的には同じということになります。園芸的には、葉に5つ以上切れ込みが入った掌状のものを【モミジ】、切れ込みが浅くて数も少ないものを【カエデ】と呼んで区別をしています。
おまけの情報 ②:【どうして紅葉するの・紅葉と黄葉の違いは】
秋になり気温が下がってくると樹木はそろそろ活動停止、冬に向けて葉を落とす準備を始めます。緑葉の色素クロロフィルの分解が始まり、クロロフィルの緑色が消えると、それまで隠れていたカロテノイドの黄色が目につくようになり、緑色から黄色になります。また、赤く紅葉するには、緑のクロロフィルが分解されて、赤い色素のアントシアニンが新たに作られることで、赤く変化して紅葉します。
これが紅葉する仕組みですが、クロロフィルの分解とアントシアニンの合成作業はそれぞれ別のところで進むため、いくらアントシアニンが作られても、クロロフィルが残っているいると鮮やかな赤とはなりません。また、作られるアントシアニンの量が少ないと赤みが薄い紅葉になります。同じ種類の樹でも気温の下がり方などの条件の違いで色の違いが生じます。
上の写真のように、同じ場所・同じ「モミジ」でもさまざまな色の葉が混ざっています、これもまた風情があってよいものですね。
【ふれスポ紅葉の見ごろ情報】12月11日現在
↑ 写真は、第1駐車場の【タイワンフウ】今年は鮮やかな赤色に紅葉して、見頃が続いています。
↑ 写真は、クレイ広場横の【イチョウ】この2本だけ、黄葉が遅く、今が見頃です。
↑ 写真は、ジョギングコース沿いの【メタセコイア】12月寒波で一気に紅葉しました。
年内は紅葉が楽しめると思います、スタッフ一同、ご来園をお待ちしております。