>【ふれスポ紅葉情報】第1号
鹿児島市は9月20日以来、24日連続の真夏日になって記録を更新しました。10月も中旬ですが、日中は30℃近い気温で、汗ばむような日が続いていますが、朝晩の気温が下がってきたこともあり、紅葉があちらこちらで見られるようになりました。寒暖の差が激しいので、体調管理には十分ご注意してください。
本日より、【ふれスポ紅葉情報】を定期的に発信したいと思います。
第1号(10月18日)で紹介する紅葉情報は「イチョウ」です。園内には第一駐車場の歩道沿いに、約30本植栽してあります。
今年のイチョウは、例年より1ヶ月くらい早く色づき始めています。これは、全国各地で観測されているようで、8月下旬に8割ほどが紅葉(黄葉)した地点もあるようです。黄葉が早かった原因は、6月と7月の降水量が極端に少なかったことで、土壌が乾燥して早くなったようです。
樹木紹介:
【イチョウ】は、イチョウ科・落葉高木で国内の街路樹で一番多く植栽されていて、全体の約1割が「イチョウ」ということで、皆さんにも馴染みのある樹木だと思います。
「イチョウ」でイメージするのは、秋の黄葉が美しい、種子(銀杏)は美味しい、雄木と雌木がある、木材は将棋盤・碁盤・まな板など高級材として利用されているなど、沢山あります。
ちなみに園内の銀杏は9月上旬~10月上旬に、ほとんど落下しました。
↑ 写真は第一駐車場の歩道にある「イチョウ」です。だいぶ色づいて来ています。
紅葉(黄葉)の見ごろは10月下旬と思われます。
おまけの情報:【イチョウはなぜ?街路樹に多く植えられているの】
街路樹の役割には、次の5つがあります。
①【景観】町なみに統一感を与え,季節感・うるおいをもたらす。
②【環境】夏の日差しを和らげ,ヒートアイランド現象の緩和,CO2を吸収することで地球温暖化防止に役立つ。
③【交通安全】車と歩行者の分離,視線誘導等の交通安全性の向上に役立つ。
④【防災】火災時の熱吸収・低減による延焼防止効果,地震時の家屋倒壊防止等の防災機能がある。
⑤【健康づくり】散歩やジョギングを促進し,健康増進や精神的な充実感を与えてくれる。
これらの役割の中で、「イチョウ」は火災に強い木として、防災樹に指定され街路樹に多く植えられています。お寺や神社に多く植えられているのもこの理由です。また、樹形が美しく・排気ガス等の公害に強い事も理由です。
全国街路樹植栽本数ベスト3は、1位「イチョウ」・2位「サクラ」・3位「ケヤキ」です。個人的には「サクラ」が1位かなと思っていました。
鹿児島では、垂水の千本イチョウ園が有名ですね。例年の見ごろは11月下旬~12月上旬だそうです、皆さんは見に行かれたことはありますか。
【ふれスポ紅葉情報】第2号も、お楽しみに!